乱読からのつぶやき

「未来への大分岐」マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン、斎藤幸平

資本主義の終わりか、人間の終焉か?

マイケル・ハート

…コモンとは、民主的に共有されて管理される社会的富のこと…

感情労働者(医師、看護師など)は、個々人が、それぞれにもっている感情、つまり友情を育み、人を愛するための能力が商品として販売されている…

「非物質的生産」「生政治的生産」「ブルシット・ジョブ」

マルクス・ガブリエル

…私たちがコンピューターに服従させられたのではない。私たちが自分たち自身をアルゴリズム服従させているのです…

ポール・メイソン

…景気のアップダウンの波がおよそ50年ごとにめぐってくる。「コンドラチェフの波」第一波(蒸気機関)、第二波(鉄道・電信)、第三波(重工業・電気工学)、第四波(原子力・コンピューター)、第五波(情報技術)1990~…

「社会的協働」「ポストキャピタリズム

…情報技術の発展によって、利潤の源泉が枯渇し、仕事と賃金は切り離され、生産物と所有の結びつきも解消されるでしょう。そして、生産過程もより民主的なものになっていきます。その結果、生じるのは、人々が強制的・義務的な仕事から解放され、無償の機械を利用して必要なものを生産する社会です。そして100%再生可能エネルギーと天然資源の高いサイクル率が実現される「潤沢な社会」となるでしょう…

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