乱読からのつぶやき

「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル

意志力を科学的に解析し自分の意志を理解する。そして、自己コントロールを行い、なりたい自分に近づくための本。10回のスタンフォード大学の講義を本にしたもの。

…自己コントロールが筋肉に似ているといっても、まさか腕の力こぶの下に自己コントロール筋が隠れていて、デザートや財布のほうへ手が伸びていくのを防いでくれるはずがありません。ところが、脳には自己コントロール筋のようなものが存在するのです…

…「恐怖管理理論」によれば、人間は-自然な事ですが-自分の死を考えるとき、恐怖を感じます(略)脳ではパニック反応が起こります。(略)それで、何でもいいから安心感や安らぎを与えてくれるもの、自分が強くなったように感じさせてくれる、お守りのようなものにすがりつくのです…(死を意識すると買い物が増える、食べたいものをより多く食べたくなる等)

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訳:神崎朗子