私小説短編8作納められているこの本は、会話の中に、ほのぼのと一緒に居るような感じで読める。病気がちな作者、戦中の出来事がゆっくりとした時間で流れている。「落梅」では、梅の実が落ちる6月になると母の死について思い出し、母の望み通り、脳溢血で…
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