乱読からのつぶやき

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル

1章ずつ交互に違う訳で読んでみた。奇想天外な進展に、そのままを受け入れながら読んだが、2度めが頭に入りやすくより楽しめた。 高山宏訳「喝采!を試みんとする者あれど、廷吏等により即刻制圧」 河合祥一郎訳「裁判の終わりに歓声をあげようとする者が…

「美と共同体と東大闘争」三島由紀夫VS東大全共闘

令和2年3月25日にドキュメンタリー映画を観て大変面白く、早速文庫も読んだ。映画(映像)から、三島由紀夫は、知性・知識・ユーモアもあり人間性に好意を持った。 ☆肉体の外に人間は出られないことを精神は一度でも自覚したことがあるだろうか。なぜなら、…

「ゼロ年代の想像力」宇野常寛

「SFマガジン」に連載されていたものを、1冊の本にしたもの。ハヤカワ文庫版で読む。アニメ、ゲーム、文学、テレビドラマ、映画などを分析・解説し、その時代に流行った、その作品の意味が理解出来る。分析が分かりやすく納得する。 人間は弱い、目の前の小…

「本屋、はじめました」辻山良雄

本屋Titleを始める準備段階から運営までをつづった本。 カバーの裏に本屋の地図、栞も素敵で、この本を丁寧に大切に作っていることがよく分かる。本文から、本を並べる際に「意外性」を重視。ウェブサイドで「毎日のほん」コーナーを発信。お客さんに「邪魔…