乱読からのつぶやき

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「河合隼雄の読書人生ー深層意識への道」河合隼雄

「深層意識への道」を復刊した文庫本。読んだ本を自分の人生の中で、どのように生かしたか、読書体験を通した自伝のような本。幼少の頃は、「少年俱楽部」「世界名作選」を兄たちと読める環境にあり、大学時代には、夏目漱石やホフマン等読んでいるのが興味…

「アポロンの島」小川国夫

小川国夫氏が自費出版した作品。写真の本は、9年後に審美社から出版された本。本人のあとがきに、アポロンの島は、昭和三十二年に多島海のミコノス島へ行った時のことを殆どそのまま書いたと記されている。情景が浮かぶ書き方が良い。 …ミケネの遺跡はアテネ…