乱読からのつぶやき

2019-01-01から1年間の記事一覧

「河童」芥川龍之介

ファンタジーではなく、河童の世界を通して人生を考える。柳田國男やニイチエなどの名前も出てくる。河童は、医者、哲学者、硝子會社の社長、詩人などの職業を持ち、描写も具体的でリアルに書かれている。精神疾患患者の妄想なのか?「河童」は昭和2年2月11…

「薔薇への供物」中井英夫

彗星との日々ー中井英夫ー展を、東京古書会館2階で見て来ました。 受付が本多さんでビックリしました。少し当時のお話が伺えて幸せでした。 帰りに早速、中井さんの作品を探し「薔薇への供物」を購入し読みました。 幻想文学は、脳が受け入れる時間が必要で…

「家庭の事情」源氏鶏太

古本屋さんや本屋さんで、本を買ったり読んだりすることが好きです。 先日、富山市へ出かけました。高志の国文学館で郷土作家の源氏さんの展示をみました。早速、古本屋さんで、「家庭の事情」を購入して読みました。 家庭の事情 源氏鶏太 内容は、退職した…