乱読からのつぶやき

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル

意志力を科学的に解析し自分の意志を理解する。そして、自己コントロールを行い、なりたい自分に近づくための本。10回のスタンフォード大学の講義を本にしたもの。 …自己コントロールが筋肉に似ているといっても、まさか腕の力こぶの下に自己コントロール筋…

「これからの『正義』の話をしよう」マイケル・サンデル

2010年に出版された本。ハーバード白熱教室としてNHKでテレビ放映された。今読んでも思考力があがる内容。もし一人の命を犠牲にすれば多くの人が助けられる。そのために、その人を突き落とすことが正義なのか。人工中絶やES細胞研究容認論では、受精卵や幹細…

「一箱古本市の歩き方」南陀楼綾繁

2009年11月に発行。2005年、東京の谷中・根津・千駄木(谷根千)で「不忍ブックストリートの一箱古本市」が始まり、その後、全国に広がっていく。この本を読んでいると、身体がムズムズして来て何か始めたくなる。2011年東日本大震災、2020年、2021年コロナ禍…

「刺羽集」横光利一

昭和十七年発行、戦前・戦中のエッセイ。当時の夏も暑く、二階では暑くて本が読めず、下の涼しい部屋へ潜り水枕を造って本を読んでいる。巴里では岡本太郎と会っていることも分かる。 …暑さが加はつて來ると私の二階では本が讀めない(略)この部屋は三方明…