乱読からのつぶやき

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ベオグラード日誌」山崎佳代子

ベオグラードはどこにあるのか、私は知らなかった。セルビアの首都であり、紀元前からの歴史ある街。山崎氏はその街に住んでいる。詩人であり翻訳家。文章からやさしさと、詩人の描写を味わいながら読んだ。暖かな家族、友人との生活のなかで、戦争という危…

「日本語練習帳」大野晋

45問とエッセイで構成された新書。単語、文法、敬語の基礎が学べる。日本語の奥深さというか、文法を再度勉強したくなった。 …自分の語彙を増やすことに関しては、小説家とか、歌詠みたちなどは、みんな非常な苦心をしています。例えば、井上ひさしさんは、…

「貞観政要」呉兢

名君の誉れ高い唐の太宗(李世民)とそれを補佐した名臣たちとの政治問答集。日本の歴史に遣唐使があったが、そのころの話。徳川家康や明治天皇も読まれたらしい。今が平穏だからといって、明日どうなるかわからない。平穏な時ほど緊張感を高め事に取り組み…

「思考の整理学」外山滋比古

1983年に刊行され、1986年に文庫化された。30年間で200万部以上売れたベストセラー。長い間売れたのには訳がある。エッセイ形式で文章が短くまとまり読みやすい。学校の学びがグライダーで飛行機を作りにくくなっていると説く。考えたことを寝かせる事や、三…

「伝わる・揺さぶる!文章を書く」山田ズーニー

仕事で役立つ本。7つの要件の思考法、より効果を出す!テクニックは、メモして文章を書くときに思い出すようにした。全体に、まとまっていて分かりやすい。 …あなたが文章を書くという事は、あなたが納得いくまで自由にものを考えてよいということだ。決めら…