乱読からのつぶやき

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「クレール」オード・ピコー

作家オード・ピコーは、2004年に「Moi je」を自費出版しデビューしたフランス人。BDタイプ、ジャンル、読者層など幅広い。 物語の主人公のクレールは、新生児病棟担当ナースで30代女性。理想のカップルを築こうと、彼氏フランクと同棲生活する話など。フレー…

「2020年6月30日にまたここで会おう」瀧本哲史

2012年6月30日、東京大学の伊藤謝恩ホールで行われた講義録。若者に向けて「君たちが未来を変えろ、2020年6月30日にまた会おう」と語ったが、2019年8月に病のため夭逝された。ボン・ヴォヤージュ。 あとがきから…この講義を聴いて、もし少しでも感じるものが…

「未来への大分岐」マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン、斎藤幸平

資本主義の終わりか、人間の終焉か? マイケル・ハート …コモンとは、民主的に共有されて管理される社会的富のこと… …感情労働者(医師、看護師など)は、個々人が、それぞれにもっている感情、つまり友情を育み、人を愛するための能力が商品として販売され…

「片乞い紀行」古山高麗雄

「旅」雑誌に執筆されたもの。北海道から沖縄まで、車、電車、船などで気ままな一人旅。最後の項は、奥様と旅行。この本を読んだら、無性に旅に出たくなった。飛行機でも電車でも車でも何でもいいから。 …とにかく私は旅が好きだ。好きなことで、できること…