乱読からのつぶやき

「美と共同体と東大闘争」三島由紀夫VS東大全共闘

令和2年3月25日にドキュメンタリー映画を観て大変面白く、早速文庫も読んだ。映画(映像)から、三島由紀夫は、知性・知識・ユーモアもあり人間性に好意を持った。

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☆肉体の外に人間は出られないことを精神は一度でも自覚したことがあるだろうか。なぜなら、我々は、自分の肉体の外へ1ミリも出られない。こんな不合理な事があるだろうか。

☆芸術の作品というものは、無意識の領域が非常に大きい。どんなに意識的に書いたって無意識の領域が非常に多い。その無意識の領域では、私の関係論とそういうものとは完全に癒着している。

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文庫終わりの記載「討論を終えて」で、三島由紀夫は、1.暴力 2.時間は連続するか 3.三派全学連 4.政治と文学 5.天皇を執筆しており、より深く考える事が出来る。当時を知らない世代は、映画を観てから読んだ方が理解しやすい。とはいえ、すべて理解することは難しいか?