山ちゃんのこれまでの生活が書かれている。M1グランプリで準優勝し、M1バブルのことや、ネタ作りの執念が伝わるエピソードなど読みごたえがある。包み隠さず、気取らず書かれているのが良い。
…街中をぶつぶつ言いながらメモを取りながら歩いて、壁にぶつかって、その壁にぶつかったおかげで何かひらめいた!みたいなふりをして、外なのに座り込んで必死に何かノートに書き出すとか、なんとんなく自分の憧れる天才像をやって自分を勘違いさせていった…
山ちゃんのこれまでの生活が書かれている。M1グランプリで準優勝し、M1バブルのことや、ネタ作りの執念が伝わるエピソードなど読みごたえがある。包み隠さず、気取らず書かれているのが良い。
…街中をぶつぶつ言いながらメモを取りながら歩いて、壁にぶつかって、その壁にぶつかったおかげで何かひらめいた!みたいなふりをして、外なのに座り込んで必死に何かノートに書き出すとか、なんとんなく自分の憧れる天才像をやって自分を勘違いさせていった…
幕末明治の日本に生きた女性たちを今に見ることができるのは、十九世紀半ばから後半の世界における写真の勃興期に、いち早く隆盛した初期日本写真の功績によるものである。明治に東京百美人・・美人コンテストがあったことにビックリ。今見ても美人揃い。レンズが撮らえたシリーズはどれも見ごたえがある。
99の名言と学びについて書かれている。一通り読んだら、時々ペラペラめくりながら読みたい。
…自分が学んだことを、誰か他の人に教えてみる。そうすることでもう一度学ぶことが出来る(略)他の人に説明してみると、自分の理解が不十分だったり、曖昧だったりする点がはっきりと見えてくる。それを自分でつぶしていくことで自分の理解の度合いが高まるのだ…
Book Designer 寄藤文平 鈴木千佳子
わるい食べものの第3弾。何々が嫌いだと言い切るエッセイ。食べることが大好きなことが良く伝わってくる。今回は、京都から東京に引っ越し、コロナ禍のときに書かれた作品。茜氏、挿絵担当北澤氏、編集T嬢との仲の良さが3作に繋がったのかも。
…京都を離れる前夜も「兵馬俑」をした。まだ仕事も終わっておらず、一日中段ボール詰めをしていたにもかかわらず、目の下にくまを作りながら餃子を包む私を、家人は恐怖のまなざしで見ていた…
装画・挿絵:北澤平祐 装丁:川名潤
読了。世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド、海辺のカフカ、騎士団長殺し、そしてノルウェーの森などの要素が入った作品。村上ワールド満載。文學界1980年9月号に掲載された作品を書き直した作品。
…コーヒーショップのスピーカーから流れる、ポール・デズモンドのアルトサックスの音色を思った。尻尾を立てて庭を横切って歩いて行く痩せた孤独な雌猫のことを思った…
…私の記憶と、私の現実とがそこで重なり合い、ひとつに繋がって混じり合う。私はその様子を目で追っている…
装画・本文カット タダジュン