乱読からのつぶやき

「背高泡立草」古川真人

第162回芥川賞受賞作品。候補4回目で受賞した。 作品は、納屋の草刈りに出かけ草刈りをする話。盆正月に実家で過ごすような、ゆるりとした時間の流れを感じた。草刈りの話と交互に、古い時代のその場でのエピソードを入れながら、最後は草刈りに繋がっている。作品の構成が面白く、風景描写が上手に描かれている。構成を理解して読まないと、話がいろいろ変わるので注意したほうがよい。

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新型コロナウイルス感染対策の中、たまった本を読んで過ごすのが一番かな。