ドイツ強制収容所の体験記を読了。
霜山徳爾訳で読んだ。まずは、写真・図版での白黒写真で悲惨な状況を見てから、P73まで続く解説を読んで気分が重くなる。なんて悲惨なことを人間はするのだろう…解説は、外からの目線で歴史的事実を知る事ができる。本編は内部から起こっていた事を知ることができる。
どのような状況でも夕日が綺麗と感動ができる。希望とユーモアを忘れずに生きたい。
数年前に、新版で読んだが、こちらの方がフランクルの文章にストレートに感動し読みやすい。霜山訳は歴史を考えながら読める。どちらも良いが、新訳から読んだ方が読みやすいと思う。
ニーチェの言葉が記載されているが、訳の違いは以下の通り。
「何故生きるのかを知っている者は、殆どあらゆる如何に生きるかに耐えるのだ」霜山訳
「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」池田訳
いつか再読したい。